こだわりのエントランスをつくる_広島市で注文住宅のエントランスの見せ方
2022/04/07
asazu design officeでは注文住宅の設計の際、ひとつのこだわりとしてエントランスの扉は既製品(メーカー品)ではなく、オリジナル設計し建具職人へ製作してもらうことをお勧めしております。建物の外観の顔、象徴として建具のデザインだけではなく取っ手もおしゃれでかっこいいものにしたいと思っております。
施工事例の玄関建具のポイントは床から天井まで同素材で製作することにより、高さが強調され、より高級に!そしてすっきりと見せれるようにしています。床から天井までの1枚の建具にしてしまうと背が高すぎて扱いづらい為、建具の上部は建具の素材と同素材で製作した垂れ壁としています。また、建具の枠も最大限細くすることで、建具の面材のみが浮かび上がりすっきりとしたデザインとなります。
また、建具横の照明器具、インターホン、表札、郵便受けの縦ラインを整理することで、よりエントランス建具のすっきり感も強調されます。郵便受けは縦型に取り付けることをお勧めすることが多いです。すっきりとシャープになりますね!!因みに、この郵便受けは玄関内部の下足箱の中に郵便がたまるようになっています。
もうひとつこだわりのポイントとしては、道路から玄関へ行く際、木造住宅の場合は階段が3段ぐらいある住宅が多いと思いますが、この考えを打破することで建売住宅やハウスメーカーがつくる住宅とは違う、特別感が生まれてきます。施工事例の注文住宅では水平ラインを強調したモルタルの縁側チックな仕様としてこれを浮かすことでより軽やかでシャープな感じがでてきます。コスト次第ですがこの浮かしたくぼみの中に間接照明を仕込むと夜間はもっと綺麗に落ち着いた外観デザインができると思います。また、階段も施工事例のようによくあるすべて同一のタイルで施工された3段ぐらいの階段ではなく、階段も素材を変える。この注文住宅で言えば、モルタルの縁側ともう一段木製のウッドデッキ材で製作したステップを置いているのですが、このように素材を少し変えるだけで印象が大きく変わってきます。設計の意図として何にこだわりどう見せたいかで考え方はちょっとしたことで大きく変わってきますし、エントランスの扉も完全オリジナルですので木目の貼方向もただ単に縦貼り、横貼りのパターンだけでなく素材も含めいろいろな可能性を含んでいますし、取っ手もオリジナルで設計、製作する場合もあります。
表札についても最近はおしゃれな表札がオーダーで販売しているサイトが沢山ありますので、外観デザインに適した表札を製作しているサイトをご紹介することも可能ですし、表札もオリジナルで設計、製作することも可能です。照明器具も毎回、建物に合った照明器具を選定しご提案させて頂いています。
このように、たかがエントランス扉1枚!!なのかもしれませんが、お施主様とasazu design officeのこだわりと思いが沢山詰まったエントランスの計画となっています。ちょっとしたことを少し考え方をひねるだけで、いろいろな可能性も出てきますし、特別感やおしゃれ感も増してきます!!
ほんの少し手を加えたり、順序を整頓するだけで、おしゃれなデザイン住宅になったり、デザイナーズハウスの雰囲気を醸し出します!!