広島の設計事務所とともにつくる熊野町の古民家リノベーションの照明器具取付
2023/02/20
広島の熊野町で施工中の古民家リノベーション。工事も終盤に差し掛かってきました。
照明器具の配線のつなぎ込み、器具取付の確認の為に現場へ行ってきました。
古民家の独特の構造や空間の雰囲気を最大限活用するため、この度のプロジェクトでは空間全体を優しく包み込むような光の演出を考えています。
間接照明で壁を光らせ、裸電球のペンダントライトでほんのりとテーブルを明るく、照明効果で居心地の良いリラックスできる空間を心掛けています。
写真は、エントランス扉をあけた土間空間のカットです。ここの土間空間のコンセプトは大まかに内部空間ではあるが外部空間のような、和の建物の路地的な雰囲気になるよう計画していることから、天井に照明器具を取り付けると一気に内部空間的要素となる為、器具を隠した間接照明でライティングをしています。
普段の工事でも、最近の物価高騰から予算がどうしても合わない場合照明器具は見積にひとつひとつの単価が記され減額するには金額がわかりやすい為、減額対象項目になりがちですが、実はこの照明の演出はとても重要なアイテムでもあります。そして、この照明計画はある程度の経験や技術が必要になってきます。
どんなに素晴らしい内装空間でも引っ掛けシーリングに照明器具を取り付けるだけではお粗末な空間になってしまいます。逆に、そんなに仕上げにこだわっていない空間でも照明器具の演出をそれなりにこだわるととても居心地の良い空間となります。照明器具の計画にもそれぞれ、内装空間の衣装を絡めたコンセプトやストーリーがあります。
昨今の部材価格高騰の為、ここの現場も金額が合わず、照明計画も100%当初の計画とはいきませんでしたが、それでも表現したいことは最低限できているのではないかと思います。asazu design officeのような設計事務所では、照明器具の選定や配当、光のカラーまで丁寧にご提案させて頂き、計画をさせて頂きます。
照明効果の大切さを是非、体感して頂きたいと思っています。
asazu design officeは広島を拠点に全国で住宅の新築設計やリノベーション。飲食店やオフィス、クリニック、美容室など住宅から商業施設までありとあらゆるものの設計をさせて頂いています。お施主様の思いを最大限汲み取り、ひとつひとつ丁寧に設計をさせて頂く『暮らしをデザインする』設計事務所です。